2013年 09月 12日
極楽浄土ライク…? |
生地:はなはっか
パターン:BLUE MOON Alley36号
基本、ヒキコモリのわたくしですが、ここのところ、あれやこれやで人前に出ることが増えたので、くたびれきった「丸文鳥モノグラムバッグ」はさすがにどうなのよ、というわけで作ってみました、Alley36号。
生地は、こっとりちゃん柄ということで見境なく買ったのはいつのことだったのかも思い出せない、はなはっかさんにあったカットクロスでございます。周到に2枚買っていたようで、心置きなく使うことができました(貧乏性)。
が…作ってみると意外にこっとりちゃんがいることがわかりません 汗。
しかも派手です。なんとなく極楽浄土っぽいのは気のせいでございましょうか。
それから、予想してはいたのですが、大きいですね。これだけの容量があれば、わたくしなら1週間の旅行の荷物が入ります。旅の荷物が少ないことには自信がございますよ。独身のころはよく入管で止められたものでございます 泣。最悪、パスポートとクレジットカードさえあればなんとかなる…ような国にしか行かないので、いいんですよ、荷物なんて持たなくても(暴論)。
袋部分の上のギャザーは、こっとりちゃんが隠れないようにあえてギャザーではなくタックにしてみたのですが、ほとんど意味はありませんでした。いるんですよ、こっとりちゃん…。
って、これは底なのですが。
内布もこっとりちゃんでございます。
これはノムラテーラーさんで買った綿ローンと思われます。
はなはっかさんもノムラテーラーさんも、やけにこっとりちゃん柄をよく入れてくださるので油断ならない生地屋さんでございます。
しかし、普段からこんな巨大バッグを持ち歩く習慣がないので、さらにお財布やらなんやらを入れるようなバッグというか肩掛けポーチを作りました。
(うわー、裏面は頑張って柄合わせしたのに、肝心の表の柄が蓋と本体とで逆…汗)
パターン:KABANHIMEさん アレンジショルダーバッグ
大変珍しい、ご贈答用でないリバティでございます。わたくしがリバティの中で2番目に好きな柄、Lodden、しかもLoddenの中で一番好きな紺色…こちらもなにやら西方浄土っぽいというか、♪ガンダーラ、ガンダーラとうっかり口ずさみそうになるアラベスク模様でございます。アラベスクはイスラムだろ、というツッコミはさておいて(いいのか、それで)。
気になってリバティジャパンの公式サイトを見ると、これってウィリアム・モリスのデザインだったのですね。知らなんだ。つまりはアールヌーボーで、東洋と西洋とが2回転半ぐらいねじれて融合した感じでございますね。
以前、この生地で幼女父に文庫本カバーを作って差し上げたのですが、どんな本でもこのカバーをかけるとありがたい教典かなにかのように見えるという発見をいたしました 笑。
そして、内側はわたくしがリバティで一番好きだと公言してはばからないDragonistaでございますよ。
(こっちの柄合わせは真面目にやったのに…)
どうです、この「シノワズリ!」な柄。もう、たまりませんな、はぁはぁ。しかも4色展開で一番不人気っぽいこのけばけばしい色使いがステキすぎ 泣。
これまでに、前出のブックカバーと、これまたご贈答用カルトナージュの箱と、2回この組み合わせで作ったことがあるのですが、もぉ意匠登録したいぐらいツボでございます。…そんなことしなくても誰も真似しませんか、そうですか…。
陶器などでは、ヘレンドのシノワズリに魂が震えるほど愛を感じるのですが「東洋趣味の逆輸入」というか「西洋人から見た東洋」というか、そういうものにやたら弱いのでございます。
世の中では「北欧デザイン」(しかし北欧ったって広いですよね 汗)とか「民藝運動」とかが注目されているようですが、どちらもいまひとつピンと来ないのは、やはり頭の中がビュア日本人ではないのかしらん…とやや不安になったりいたします。
そう考えると、シナモン文鳥というのもインドネシア原産の鳥がヨーロッパで品種改良されたものですので、わたくしのツボど真ん中であるのも納得できるような気がいたしますね、ははは 笑。
by cotorisuki
| 2013-09-12 17:35
| 小物大物