2013年 02月 19日
TOKIOからBE MY BABY |
立春も過ぎ、まさに「♪春は名のみの風の寒さよ〜」でございます。
大変投げやりに購入したわが家ですが、モデルハウス用に植えられていた植栽がことごとく気に入らず、追加のお金を払ってぜんぶ更地にして、好きな草木を植えております。
(改めて苗木を買ってきて植えようと穴を掘ってみると、それまであった木は、根鉢ぎりぎりの大きさの穴しか掘らずに植えていたことがわかりました。当然、水決めなどもせずに植えていたことは想像に難くないので、造園専門の人の仕事ではないのは一目瞭然。建て売りなんてそんなものなのですねぇ)
(しかしこの団地全体の販売者は「ちょっと小洒落た住宅地」にしようと思ったらしく、「庭には必ずシンボルツリーを植えること」というのが契約にあるのでございます。たいていは業者まかせで植えられたハナミズキやエゴノキなのですが、初期入植者(違)のほとんどはすでに夏場の水切れで枯らしてしまっております。なんだかなー)
春が来る前に剪定をしなくてはならないのですが、寒いとなかなか外で作業をする気にならず、とはいえ刻々と春が近づいてきて、庭仕事専用に「シャカパン」を作ることにいたしました。
「シャカパン」って日本全国で通用する言葉でしょうか 汗。シャカシャカいうナイロン素材でできたスポーツウェア?のことでございます。
(↑テカテカ具合を強調しようと写真をいじってみたら、やけに青くなってしまいました。本当は真っ黒です)
HARUさんのウォームチャージがすっかり気に入ったわたくし、そのあと発売になった「ウォームチャージボンディング」を見て「こ、これや!」とポチポチ購入いたしました。
HARUさんの商品説明には、
ウォームチャージボンディング
表 ポリエステル100%
裏 コットン35%・ポリエステル59%・ポリウレタン6%
表が撥水加工、裏はニット地です。
長時間お水につけますと表部分と裏部分がはがれてまいりますので、縫製前のお水通しはなさらないようにしてください。
縫製後、お洗濯により、表部分と裏部分ははがれてまいりますが、間に空気を含むことにより、表は風を通さず、ニット部分はコットンを含んでいますので保温保湿効果高まります。
パンツ、シャツ、パーカーのような羽織物、エコバッグ、雑貨などにもお使いいただけます。
ミシン付属のテフロン押さえ(プラスチック製)また、ニット用のミシン針、ミシン糸のご使用をお勧めさせていただきます。
尚、縫製後のお洗濯により、表部分と裏部分がはがれますが、表は伸縮はございませんが、ニット部分は体に沿うように伸縮するようになっております。
(改行は適宜変更いたしました。文章は原文ママ)
と書かれており、表はシャカパンで裏はぬくぬく素材とは、まさにわたくしが求めていたものでございますが、実際はどういう素材なのか、手に取るまではいまひとつ理解できないままでした。
届いた生地を見てみると…。
表はまあ想像通りのシャカシャカ素材、そして裏は透けるほどうっすーい天竺です。
表地が風を通さなければ、これでも十分にウォームをチャージできる(ルー大柴みたいですね 汗)のでしょう、きっと。
(ときに、ルー大柴が話す英単語まじりの日本語が「ルー語」と呼ばれるようになるまでは「ルー語」といえば「ルーマニア語」の略称だったそうで、そのあたりが専攻のかたがたは「ルー語」で検索をかけると「ルー大柴語」が上位を占めていてけっこうナンギしていらっしゃるとか…)
パターンは、買ったはよいものの死蔵していた、クルールさんのウエストゴムテーパードパンツを使うことにいたしました。
作業着ですので、ヒップの飾り玉縁ポケットは省略。股ぐりの伸び止めテープもロックのときにウーリースピンテープを入れることで代用することにして、芯貼りはまったくなし。
ウエストは、在庫(本人は「有益なストック」だと信じているのですが…)のマザーウォームさんの「吸湿発熱素材あったかウォームテックス」をテキトーに切って腹巻き状態にすることでゴムウエストの代わりに。←これもベビー服から仕入れた方法でございます 笑。
つやありビニールコーティングとは違い、表地は織物でサラサラしているので、普通地押さえで問題なく縫えたと思っておりますが、テフロン押さえのほうがよかったのかしらん。そういえば、下糸がやけにつるのはそのせいだったのでしょうか…。
2枚合わせでもうっすーい生地なのですが、さすがポリエステル、硬いです。針が刺さるたびにガスガスいいますし、待ち針もちょっと無理をすると曲がりそうでしたが「どうせ作業着」と気をラクに持って、いたってテキトーに縫い上げたのが最初の写真です。
ガスガス縫っている間に脳内でかかっていたBGMは沢田研二の「TOKIO」…パラシュート付きの衣装がシャカシャカ素材のイメージと重なったせいでしょうか…。
出来上がったものを試着してみると…シャカシャカと音がするものの、なかなかテカり具合がステキなパンツができました。80年代後半を彷彿とさせる雰囲気が…エエ感じでございます。
(しかし今、クルールさんのページを確認すると、
「【適した布】ハリが少な目、厚手でないパンツ生地全般」。
めちゃくちゃハリがありますよ、この生地 笑)
というわけで、脳内BGMは「TOKIO」からCOMPLEX(笑)の「BE MY BABY」に替わり、それっぽいいかがわしさを追求したコーディネートがこちら。
(COMPLEXというと「あのユニットはいったい何だったのでしょうか 笑」という意味で「(笑)」をつけないとなんだか落ち着かないのはわたくしだけでしょうか…)
パターン:クルール ウエストゴムテーパードパンツ
生地:HARU ウォームチャージボンディング
ジャケットは、わたくしが最後に購入した既製服(たぶん)でございます。
母親がこちらに来たときに、街なかにMANGOがあるのを発見して、店員さんにいきなり、
「MANGOって、スペインのMANGOですかっ?!」
と聞いてしまったほど驚きました…。
(しかし、今、公式サイトを確認したら購入したお店は載っていませんでした。撤退したのね…買っといてよかった 泣)
えー、このポージングは「スペインといえばフラメンコ」という安直な発想でございますが、実際はMANGOはスペイン東部というか、カタルーニャのバルセロナのお店ですから闘牛もフラメンコもありません 笑。
足元が寒々しいのは、せっかくなのでカルザノールを履いてみた、というだけのことでございます。カルザノールはバスクのイルンで作っているので、どちらもカスティーリャ名物のフラメンコとは関係ございません…。
肝心のパンツでございますが、まだ水通しをしておりません。洗ってボンディングがはがれたらどんなことになるのか…裏のニット地だけ縮んで悲惨なシルエットになったりするのでしょうか…。
まあ、どうせ庭仕事用ですから、少々ヘンなことになってもたぶん着るとは思いますが 笑。
このパターンそのものは、作るのが簡単でゴムウエストもラクなので、ちゃんと黒いテカテカの生地でもう1着作ると思います。
今回の着画は、室内光のほうがテカっているのがわかりやすいかと思って、夜、夫に撮影してもらいました。
最初は真面目な被写体としてポーズをつけていたのですが、なぜか次第にノリノリになって「BE MY BABY」を歌いつつ、あのPVの吉川晃司さんのように腰を振って踊りつつカメラに寄ったりしておりました…。
↑♪きみぃ〜ぐゎ〜すべてさぁ〜 び〜まいべいべぇ〜 の図。
このあと「ちょっとちょっと、今度は布袋やりますから!」とギター代わりに帚をかき鳴らしつつ歌い踊っておりましたところ、夫が、
「なんかカメラが壊れた…?」。
うっそーん、しばらく前に1年保証が切れたばかりなのに…ソニータイマーならぬニコンタイマー? そんなん聞いたことないんですがっ!
見てみると、シャッターを押してもON/OFスイッチを押してもなにも起こらず、レンズも出たっきり(あ、COOLPIXユーザでございます)。
おとなしく帚をしまって電池を入れ直してみたら、とりあえずレンズも引っ込み、普通に作動するようになったのですが、そこでノリが途切れてしまったので、残念ながらギターバージョンの画像はございません。
たぶん「ええトシしてアホやっとぉ場合やないやろ…」という神さまのお告げだと思います…。
改めてPVを見直してみると、吉川さんは黒いエナメルの革パンに黒いコートのような長さのジャケット、布袋さんは黒いサイハイブーツ(ニーハイだったかも…)で、吉川さんはわたくしの記憶よりも腰の振り方がずっと控えめであったことがわかりました 笑。ついでにマイクも持ってなかったです…。
by cotorisuki
| 2013-02-19 18:12
| じぶんのふく(下)