2012年 10月 15日
前世紀のテイパードパンツ |
ベビー服を作る合間に、自分のパンツも作ってみました。
ブーツを履いてみたら、裾がインともアウトともつかない微妙な丈であることに気付きましたが、撮り直すのが面倒なのでこのままで。すみません(汗)。
自分撮りって面倒ですよね…みなさまどうしていらっしゃるのでしょうか。わたくしはいちいち三脚出してきて立てているのですが、もっとよい方法があるのでしょうかっ(泣)。
それはともかく、常々「既製品も売ってるパターンも、パンツはウエストが余るんだよう(泣)」と嘆いているわたくしですが、なんとこれはパターンのSサイズそのままでございます。丈は伸ばしましたが。
生地はストレッチの細畝コーデュロイ(たぶんOUTLET FABRICSさん)、パターンは…。
黄ばんでるしっ!!
「SO-EN」'92年 9月号付録 「新しいシルエットのパンツ4スタイル」!(爆)。
左から三番目のパンツでございます。いや~、本当に「流行は繰り返す」ですね…。
ええっと…あらまあ、20年も前じゃございませんか!(汗)。
サイズはS、M、MLなのですが、詳細はこんな感じです。
ウエスト58、これなら大丈夫ですっ! ああ、20年前ってそんな時代だったのですね…。それとも「SO-EN」だけが特殊だったのでしょうか…。
ちなみにわたくし、ベージュの細畝コーデュロイのパンツが大好きで、何代にもわたってこんなパンツを履いております。知り合いなら、これが新作とは気付くまい…(笑)。
何年か前から、世間でベストのことを「ジレ」と呼ぶようになりましたが、「SO-EN」ではこのころから「ジレー」と呼んでいたのを思い出します。あと「コォーディネート」という表記も独特でした(笑)。
左脇がファスナー開きで、右脇には例によってポケットをつけております。丈はテキトーに伸ばしておりますが、デフォルト程度に短いほうがよかったかも。
羽織っているのはaviverさんのギャザーシャツLサイズ…母にあげるつもりで縫ったのですが、裏を折り伏せ縫いにしたら縫い代を取り過ぎて、わたくしにちょうどよい幅になりました(汗)。
…幅はちょうどよいのですが、う、腕がっ。身長からするとLサイズなのでしょうけれど、こうやってみると本当に袖が長い(=腕が短い)ですね…すんすん。
生地はたぶんそのへんの手芸店です。あ、母にはちゃんと新しく作って、母ジャストサイズのものをあげました。続けて2枚同じものを縫ったので、たぶん母のもののほうが完成度は高いかと。
「SO-EN」は学部生時代まではずっと買っていたのですが、'92年9月号ってったらもうわたくし院生でしたよ?(汗)。進学で引っ越すときに、泣く泣く厳選したページと付録のパターンだけ切り取って、あとは処分した記憶があったので、これも学部生時代のものだとばかり思っておりました。
「厳選パターン」の中にはこんなのも。
モノクロで写真がつぶれてしまっていますが、前開きで縦に4つ蝶結びする紐がつくパターンです。
なぜかこれだけ、作り方の書かれた本誌の切り抜きがないので、もとのカラー写真が見られないのでございますが、パターンから判断いたしました。前開きで身返しつきポケットつき…うーむ、正解を知るすべがないので、テキトーに作るしかないのでしょうねえ…。
しかもこれは'93年2月号…院生のときって寝る間も惜しんで研究をしていて、寝不足のあまり脳内麻薬出まくりで「ああ楽しい、ああ幸せ、学問万歳!」とか思っていたはずなのですが(汗)。
…と、ここまで書いて気付きました、9月号と2月号というのは、夏休みと年末年始のお休みとに当たるので、実家にいるときの暇つぶしというか目の保養に買ったのだと思います。
ミシンは後生大事に持って回っておりましたが、部屋はベッドと本棚とに占領されていて、生地を広げるような余裕はなかったはずでございます。
結婚するまでその部屋に住んでいたのですが、引越しするのに本を整理していたら、8畳くらいの部屋に本が2000冊ちょっとあることがわかって、自分でも驚きました(泣)。23区内なのに携帯が圏外になるほどしっかりした鉄筋コンクリートの1階住まいでなければ建物が崩壊していたかもしれません(汗)。
そして、わたくしが東京にいた間には震度3以上の地震がなかった…はずです。いえ、気象庁の記録を見れば、何回かはあったのかもしれませんし、前述のようなべらぼうに頑丈な建物だったのもよかったのでしょうけれど、本が崩れてきたり、崩れそうだと思った記憶がありません。いつ中島敦の『文字禍』状態になるかと心配していたのですが…。
そうやって思い返してみると今でも惜しまれるのが、80年代後半からの「毛糸だま」をぜんぶ処分してしまったことです。いい紙を使っていい印刷をしているので、スクラップにするのもはばかられていたのですが、
「こ、この部屋を空にしなくては結婚できないっ!」
と、なかば錯乱状態でブックオフ送りとなりました。ヤフオクとかならもうちょっと高値になったのでしょうけれど、そんな余裕もなかったのでございます(泣)。
さてさて、話は変わって、巷で流行るという「はさみだヨ!全員集合」シリーズに乗っかってみました。
もう「持ってない自慢」をするしかないので、なぜか目打ちまで出ております(笑)。
左から、目打ち、紙細工用はさみ、糸切り(小学校の裁縫箱以来のおつきあい)、カッター(夫が学生時代から使っていたというもの)、クロバーのロータリーカッター(大)、紙やリボンなどを切るキッチンばさみ、貝印の裁ちばさみ、以上ですっ!
これ以外の刃物(包丁除く…ぺティナイフと万能包丁とパン切り包丁が1丁ずつ)といえば…。
左から、書斎(?)のPC横に置いているはさみ、夫専用鼻毛切りばさみ(ヲイ)、爪切り(諏訪田製作所)、キッチンばさみ(主に牛乳パック切り用)、フツーの文具用はさみ(PLUS。食べ物の包装などを切る)、カッター(これも牛乳パック用)、NTカッター(なぜかLDKのペン立てが置き場所)。
ネタになるようなものは…SUWADAの爪切りくらいでしょうか。「爪切り界のロールスロイス」という異名を持つアレです。文鳥さんたちの爪切り用として買いました。
彼らにとって、爪切りは拷問に近いもののようで、なるべく早く正確にコトを終わらせるために奮発しました。
文鳥さんたちのケージから見える、ダイニングテーブルのすみに置かれているのですが、これを手に取っただけで「きょ! きょ!」と警戒の鳴き声が聞こえるようになりました…。わたくしが自分の爪を切るだけだと説得しても、5回に1回くらいは彼らの爪切りなので、警戒を怠りません。爪切りの置かれている場所の近くの別のものを手にとってもなにも言わないし、そもそもわたくしの陰になって爪切りそのものは見えない角度ではないかと思うのですが…文鳥、びっくりするくらい賢いです。
by cotorisuki
| 2012-10-15 15:49
| じぶんのふく(下)