2013年 05月 28日
夏はあきらめた |
まだ5月だというのに暑いです。
桜が咲くのはずいぶん早かった記憶があるのですが、それからまた寒くなり、寒いよ暑いよと毎日文句を言っていたらもう平気で最高気温30℃とか、どうしたらよいのかさっぱりわかりません。
ろくに春らしい日もなかったくせに、これから夏が来ることは決定なんですね? わかりました、今年も夏は諦めて、可能な限りダラダラと引きこもっていることにします。
さて、夏を諦めたところで、エアコンのないミシン部屋が灼熱になるのも時間の問題、それまでに夏に着るべき服を作り足しておかねばなりません。脳内BGMは「夏をあきらめて」でございます。サザンつながりで「恋人も濡れる街角」と混ざっていて、なぜかボーカルが中村雅俊になってしまうのも暑さのせいでございましょうか(たぶん違う)。
暑いのが大嫌いなわたくしが夏の服に求めるものは、
・とにかく涼しいこと
・たとえ汗をかいても不愉快でないこと
・とはいえ宅急便の人が来て玄関のドアを開けても通報されない程度に体をカバーできること
・できれば肩は出さずに済むもの
・可能ならそれだけで、ダメでも少々の工夫でスーパーまで行っても通報されない程度の格好であること
・ポケットがあること。なければつけること。
・しわにならない(またはなりにくい)生地であること
というような条件がございます。
これらの条件を考慮して、数年前に作って以来ずっと重宝しているのがこれ。
パターン:(今はなき)SCENEさん パフポケットのワンピース
生地:どこで購入したのかさっぱり思い出せません。たぶんポリ楊柳。
家の中ではこれ一枚ですが、写真ではペチパンツを履いております。生地はたぶんマツケさんで買った片耳ボーダーレースで、RRさんの七分丈パンツ(トップページから行けないのですが、廃番になりましたっけ? 汗)のパターンで作ったものでございます。
たしかどちらもパターンをいじらず、偶然ちょうどよい丈になったような記憶がありますが、保証はできません 汗。
前にずらーっとボタンが並んでいて面倒といえば面倒なのですが、頑張ったなりのポイントにはなると思います。
近所のスーパーに行くにあたって、ノー◯裸族としては、念のためにaviverさんのドレープカーディガン(ショート丈)に、たぶんエンパイアワンピースのパフ袖を合体させたものをはおっていれば大丈夫だと信じております…。
生地は、これまた今はなきテキスタイル・デポさんの…名前も思い出せませんが、まあガーゼ天竺でございます。前立ての端が鋭角の額縁仕立てで、へにゃへにゃの生地と格闘した記憶も遠い昔のことのような…。
でも、夏の肩が出るワンピースでもこれさえあれば多少は露出が抑えられるので、かなり重宝しております。けっこうくたびれてきたのでもう1着作ろうかなぁと思うものの、あの角の始末は面倒だったなぁ…でもあのくらいへにゃへにゃの生地でないとこの軽さにならないし、と迷っているところでございます。
もう何年も夏じゅう着ているので、そろそろ世代交代をさせねばと思うものの楊柳って探すとあまり売っていないのですが、去年(これまた今はなき)「ぱぴよん」さんのyahoo店で濃紺と茶色とを買っておりました。
しかしパフポケットのワンピースはちょっとだけ面倒だし、もうちょっと簡単でダラダラできるもの…と考えて思い出したのがMPLさんの「身頃続き半袖ワンピース」。
前身頃が右脇、中心、左脇の3パーツでできているところなど、パフポケットのワンピースの前開きなしみたいなものかしらんと作ったのですが…。
パターン:MPL O 0413 身頃続き半袖ワンピース 02号
生地:ぱぴよん
…すみません、正面の写真がなくて 汗。正面からだとこのパターンのよさがいまひとつわかりにくいような気がしたのでございます。サンプラ版のM130ではなくてMPLで廃番になったO 0413です。
楊柳って、着るのは快適ですが縫うのはけっこう難しい素材のような気がいたしますが、わたくしだけでしょうか。縫っているうちに横方向が伸びてくるのでございます。水通しすれば縮むし…ということで「水通しなしで裁断&縫製後、洗濯する」という実験をしようと思って、縫ったところで即着画を撮りました。前身頃、縦のラインがつれてしまったので、洗濯するのが恐ろしいです…。
変更点は、丈を6センチ出しました。部屋着〜ワンマイルウェアというつもりだったので、ひざ上だと辛いかしらん、と。
着心地はというと…とてもよいです。裁断か縫製か両方かが下手なのか、体型がヘンなのか、このテの服の見返しが浮いて落ち着かないことがよくあるのですが、これはぴたりと体に沿います。と言って窮屈なわけでもなく、細かく採寸してお伺いを立てただけのことはありました。
が! わたくしが求めていたものは「暑い夏、だらりと過ごすためのワンピース」で、それにしてはあまりにすっきりとフィットしすぎで、最初の目的からかけ離れてしまいました。がくり。
実はこの「身頃続き半袖ワンピース」のサンプラ版も買っていて、封も開けずに表の写真ばかり見て「わりとゆったりした感じ?」と思い込んでいたのだけれど、廃番のほうには「身頃タイトシルエット」、一方サンプラのほうは「身頃の切り替えによってウエストがシェイプされて、ヒップにはゆとりのあるシルエット」「重ね着もしやすい」とあるので、サンプラのほうがゆったりしているのでありましょう。
以前取り込んでいた、昔のMPLのカタログページのバックアップをしないままPCを新しくしてしまったので(とは言え、前のPCも致命的な故障があったわけではないので時間さえかければ見られるのだけれど、もう暑いから怠惰になっております。気が向いたら出してくるかもですが)、自分の仕上がり寸法だけ見てみると、
O 0413 着丈…86.0cm
BL…82.0cm
HL…91.0cm
サンプラの最小サイズは、
後ろ中心丈…88.5cm(身長155-157cm)
バスト…90cm(ヌード寸法75-80cm)
ヒップ…98cm(ヌード寸法82-87cm)
というわけで、サンプラ版の一番小さいサイズはO 0413の02号よりも大きいのですね。カーブ衿ノースリーブOPのときと同じく「なにこれぶかぶかー!(怒)」となるところでした…いえ、今回は「夏のダラダラ服」を求めていたのだから、サンプラ版を作るべきだったのですね…。
ざっと見ただけですが、サンプラ版での主な変更点は、
・O 0413にある袖口とポケット口パーツがない
・O 0413では衿ぐりに沿った形の前見返しがサンプラ版では衿ぐり+前中心身頃のような形
・O 0413では袖〜脇の曲線部分を二重に縫い、ロックミシンで裁ち落とす量の目安が書いてある(ツレないため)が、サンプラではポケット口の脇3cmを二重縫い。袖〜脇についてはとくに言及なし
・O 0413では肩線の縫い目の上からミシンで見返しを縫い付けるのに対し、サンプラ版は見返しの端をすべて手まつり
・O 0413は衿ぐりのギャザーを寄せてから肩を縫い合わせる、サンプラ版は肩を縫ってからギャザー
こんなところでしょうか。サンプラはパッケージ裏面のイラストの下に「衿ぐりは浅めのライン」とあるので、衿ぐりのライン変更にともなって見返しの形状が変わった&裏からまつる仕様になったということかしらん。
あとは脇のツレ防止について言及していないので、袖〜脇のラインがなだらかになったのでしょう、きっと。
…なんだか、書き出しているうちに「夏のダラ服」としてはサンプラ版を作るべきだったとの思いが確信に変わりつつあります、はは。
そういえば、わたくしが「これは別物だー!」と叫んだ「カーブ衿ノースリーブOP」、さらに改良版が出たようですね。『手の女』シャツもそうでしたが、身長で分けるのをやめて「160cm前後」で統一されているだけ…なのでしょうか。 ほかの数値がまったく同じということは、パターンそのものには違いがないのでは…?
しかし、ターゲットとする顧客が「160cm前後」とはまた大きく出たものですね。
まあ、丈詰め、丈出しのほうが幅を広げたり狭めたりするよりは簡単、ということなのかもしれませんが、「どんな体型の人でも一番よく見えるパターン」というのがMPLさんの長所だったと思っていた世代には、なんだかえらく顧客を選ぶようになられたのですねぇ…というのが正直なところでございます。
このあと「真のゆるりとした夏のワンピース」を求めてもう1着縫ったのですが、長くなりましたのでとりあえずこのへんで失礼いたします。
わたくしが、自分用の服を2日続けて2着作るのはかなり珍しいことだと思われます。
「乞うご期待!」というような内容は(たぶん)ないとは思いますが、ゆるりとごらんになってくださいまし。
桜が咲くのはずいぶん早かった記憶があるのですが、それからまた寒くなり、寒いよ暑いよと毎日文句を言っていたらもう平気で最高気温30℃とか、どうしたらよいのかさっぱりわかりません。
ろくに春らしい日もなかったくせに、これから夏が来ることは決定なんですね? わかりました、今年も夏は諦めて、可能な限りダラダラと引きこもっていることにします。
さて、夏を諦めたところで、エアコンのないミシン部屋が灼熱になるのも時間の問題、それまでに夏に着るべき服を作り足しておかねばなりません。脳内BGMは「夏をあきらめて」でございます。サザンつながりで「恋人も濡れる街角」と混ざっていて、なぜかボーカルが中村雅俊になってしまうのも暑さのせいでございましょうか(たぶん違う)。
暑いのが大嫌いなわたくしが夏の服に求めるものは、
・とにかく涼しいこと
・たとえ汗をかいても不愉快でないこと
・とはいえ宅急便の人が来て玄関のドアを開けても通報されない程度に体をカバーできること
・できれば肩は出さずに済むもの
・可能ならそれだけで、ダメでも少々の工夫でスーパーまで行っても通報されない程度の格好であること
・ポケットがあること。なければつけること。
・しわにならない(またはなりにくい)生地であること
というような条件がございます。
これらの条件を考慮して、数年前に作って以来ずっと重宝しているのがこれ。
パターン:(今はなき)SCENEさん パフポケットのワンピース
生地:どこで購入したのかさっぱり思い出せません。たぶんポリ楊柳。
家の中ではこれ一枚ですが、写真ではペチパンツを履いております。生地はたぶんマツケさんで買った片耳ボーダーレースで、RRさんの七分丈パンツ(トップページから行けないのですが、廃番になりましたっけ? 汗)のパターンで作ったものでございます。
たしかどちらもパターンをいじらず、偶然ちょうどよい丈になったような記憶がありますが、保証はできません 汗。
前にずらーっとボタンが並んでいて面倒といえば面倒なのですが、頑張ったなりのポイントにはなると思います。
近所のスーパーに行くにあたって、ノー◯裸族としては、念のためにaviverさんのドレープカーディガン(ショート丈)に、たぶんエンパイアワンピースのパフ袖を合体させたものをはおっていれば大丈夫だと信じております…。
生地は、これまた今はなきテキスタイル・デポさんの…名前も思い出せませんが、まあガーゼ天竺でございます。前立ての端が鋭角の額縁仕立てで、へにゃへにゃの生地と格闘した記憶も遠い昔のことのような…。
でも、夏の肩が出るワンピースでもこれさえあれば多少は露出が抑えられるので、かなり重宝しております。けっこうくたびれてきたのでもう1着作ろうかなぁと思うものの、あの角の始末は面倒だったなぁ…でもあのくらいへにゃへにゃの生地でないとこの軽さにならないし、と迷っているところでございます。
もう何年も夏じゅう着ているので、そろそろ世代交代をさせねばと思うものの楊柳って探すとあまり売っていないのですが、去年(これまた今はなき)「ぱぴよん」さんのyahoo店で濃紺と茶色とを買っておりました。
しかしパフポケットのワンピースはちょっとだけ面倒だし、もうちょっと簡単でダラダラできるもの…と考えて思い出したのがMPLさんの「身頃続き半袖ワンピース」。
前身頃が右脇、中心、左脇の3パーツでできているところなど、パフポケットのワンピースの前開きなしみたいなものかしらんと作ったのですが…。
パターン:MPL O 0413 身頃続き半袖ワンピース 02号
生地:ぱぴよん
…すみません、正面の写真がなくて 汗。正面からだとこのパターンのよさがいまひとつわかりにくいような気がしたのでございます。サンプラ版のM130ではなくてMPLで廃番になったO 0413です。
楊柳って、着るのは快適ですが縫うのはけっこう難しい素材のような気がいたしますが、わたくしだけでしょうか。縫っているうちに横方向が伸びてくるのでございます。水通しすれば縮むし…ということで「水通しなしで裁断&縫製後、洗濯する」という実験をしようと思って、縫ったところで即着画を撮りました。前身頃、縦のラインがつれてしまったので、洗濯するのが恐ろしいです…。
変更点は、丈を6センチ出しました。部屋着〜ワンマイルウェアというつもりだったので、ひざ上だと辛いかしらん、と。
着心地はというと…とてもよいです。裁断か縫製か両方かが下手なのか、体型がヘンなのか、このテの服の見返しが浮いて落ち着かないことがよくあるのですが、これはぴたりと体に沿います。と言って窮屈なわけでもなく、細かく採寸してお伺いを立てただけのことはありました。
が! わたくしが求めていたものは「暑い夏、だらりと過ごすためのワンピース」で、それにしてはあまりにすっきりとフィットしすぎで、最初の目的からかけ離れてしまいました。がくり。
実はこの「身頃続き半袖ワンピース」のサンプラ版も買っていて、封も開けずに表の写真ばかり見て「わりとゆったりした感じ?」と思い込んでいたのだけれど、廃番のほうには「身頃タイトシルエット」、一方サンプラのほうは「身頃の切り替えによってウエストがシェイプされて、ヒップにはゆとりのあるシルエット」「重ね着もしやすい」とあるので、サンプラのほうがゆったりしているのでありましょう。
以前取り込んでいた、昔のMPLのカタログページのバックアップをしないままPCを新しくしてしまったので(とは言え、前のPCも致命的な故障があったわけではないので時間さえかければ見られるのだけれど、もう暑いから怠惰になっております。気が向いたら出してくるかもですが)、自分の仕上がり寸法だけ見てみると、
O 0413 着丈…86.0cm
BL…82.0cm
HL…91.0cm
サンプラの最小サイズは、
後ろ中心丈…88.5cm(身長155-157cm)
バスト…90cm(ヌード寸法75-80cm)
ヒップ…98cm(ヌード寸法82-87cm)
というわけで、サンプラ版の一番小さいサイズはO 0413の02号よりも大きいのですね。カーブ衿ノースリーブOPのときと同じく「なにこれぶかぶかー!(怒)」となるところでした…いえ、今回は「夏のダラダラ服」を求めていたのだから、サンプラ版を作るべきだったのですね…。
ざっと見ただけですが、サンプラ版での主な変更点は、
・O 0413にある袖口とポケット口パーツがない
・O 0413では衿ぐりに沿った形の前見返しがサンプラ版では衿ぐり+前中心身頃のような形
・O 0413では袖〜脇の曲線部分を二重に縫い、ロックミシンで裁ち落とす量の目安が書いてある(ツレないため)が、サンプラではポケット口の脇3cmを二重縫い。袖〜脇についてはとくに言及なし
・O 0413では肩線の縫い目の上からミシンで見返しを縫い付けるのに対し、サンプラ版は見返しの端をすべて手まつり
・O 0413は衿ぐりのギャザーを寄せてから肩を縫い合わせる、サンプラ版は肩を縫ってからギャザー
こんなところでしょうか。サンプラはパッケージ裏面のイラストの下に「衿ぐりは浅めのライン」とあるので、衿ぐりのライン変更にともなって見返しの形状が変わった&裏からまつる仕様になったということかしらん。
あとは脇のツレ防止について言及していないので、袖〜脇のラインがなだらかになったのでしょう、きっと。
…なんだか、書き出しているうちに「夏のダラ服」としてはサンプラ版を作るべきだったとの思いが確信に変わりつつあります、はは。
そういえば、わたくしが「これは別物だー!」と叫んだ「カーブ衿ノースリーブOP」、さらに改良版が出たようですね。『手の女』シャツもそうでしたが、身長で分けるのをやめて「160cm前後」で統一されているだけ…なのでしょうか。 ほかの数値がまったく同じということは、パターンそのものには違いがないのでは…?
しかし、ターゲットとする顧客が「160cm前後」とはまた大きく出たものですね。
まあ、丈詰め、丈出しのほうが幅を広げたり狭めたりするよりは簡単、ということなのかもしれませんが、「どんな体型の人でも一番よく見えるパターン」というのがMPLさんの長所だったと思っていた世代には、なんだかえらく顧客を選ぶようになられたのですねぇ…というのが正直なところでございます。
このあと「真のゆるりとした夏のワンピース」を求めてもう1着縫ったのですが、長くなりましたのでとりあえずこのへんで失礼いたします。
わたくしが、自分用の服を2日続けて2着作るのはかなり珍しいことだと思われます。
「乞うご期待!」というような内容は(たぶん)ないとは思いますが、ゆるりとごらんになってくださいまし。
by cotorisuki
| 2013-05-28 00:07
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