2014年 08月 06日
長らくブログを更新していないなぁ…とは思っていたのですが、なんとなく暑さで更新する気が失せておりました 汗。
お裁縫そのものは、普段よりもハイペースなんじゃないかと思うくらいやっていたのですが、やっぱりこまめに更新しないと写真ばっかり溜まっていけませんね…。
というわけで幼女服でございます。
夏ですから、お盆やらなんやらでお出かけの機会も多かろうと、ちょっときれいめのワンピースを縫いました。
パターン:
ham*aさん フレンチスリーブワンピース
えーと、いつぞやのシャツワンピで残った生地でございます。ごめんよ幼女…。
ただ、夏ですし、トイレトレ中とのことでお洗濯の回数が増えるならば、乾きやすくてしわになりにくい綿ポリがいいかしらん、と。
ちょっと遊んでピコレースを挟んでみましたが、それがなければ阪急神戸線沿線の私学の夏服のようです 笑。
もとのパターンにはありませんでしたが、両サイドにスリット開きのポケットをつけました。
それからもうひとつ。
パターン:
ham*aさん ローウエストワンピース
生地:えーとえーと、ウチにあったはぎれいろいろ 汗
ローウエストOPというと、3段フリルでお馴染みですが、これはギャザーバージョンでございます。
スカート部分と身頃とのバランスを考えると、小さいお袖がついているほうがよいのでは?と思って、スカートと同じ生地でテキトーにキャップトスリーブをつけました。
身頃は…かなーり昔に
コスモさんから買ったものだったか…。1枚では透けるので、どこかで買った綿ローンで裏をつけています。スカートと袖はたぶん、数年前に近所の手芸店で買って、自分用に3段のシャーリングワンピースを作ってまだ余っていたものです…すまねえ幼女 泣。
で、ここでボタンはくるみボタン一択ですよね?
しかし、こういうオトナ受けしそうなものって、2歳児受けは悪いのだろうなあ、と思っておりました。
ごめんよ、天狗さま的にはこういうのが作りたい気分だったんだよう…とか言い訳しつつ、幼女のもとへ送りつけました。
す、すると幼女母からのお礼のメールに、
最近、「女子」に目覚めてきた娘は、お嬢様ちっくなワンピースが大好きなのです。なので、今回の天狗便のワンピース2着!もう見た瞬間に、「これ!これ!」と興奮し、私の手から奪い取り、二枚重ねて鏡でチェック。
一枚ずつやれよ…と思う私でしたが、本人はとにかく気に入ったようで、「明日どっち?どっち着るの?」と執拗に聞いてました。 笑
と…。うーむ幼女恐るべし。天狗さまよりはるかに女子力が高そうでございます 汗。
最近は、天狗便を開けて「これかあいい!」とか、幼女母とガールズトークをするほどだとは聞いていたのですが…。
これで多少は元町クマ野郎にダメージを入れられたのではなかろうかと自画自賛しております 笑。
こういう、シンプルお上品路線はオトナ服の生地を流用できてラクなのですが、そろそろ幼女用リバティの消費を始めねばなりません。ま、2歳児ですからたぶんフリフリ路線でも「かあいい!」と言ってくれると信じております…。
リバティといえば、
C&Sの「小さいリベンデル」、わたくし、あれがもともとの柄で、たまに拡大されたのが売られているのだとばかり思っていたのですが、大きいほうがオリジナルなのですね…汗。
「あ〜、リベンデル。幼女用に買っとこう」などと、あまりよく考えずに買って、リバ山をひっくり返していると、
「な、なんですかこのオッサン柄!!」と驚いていたのでございます 笑。
いやー、オリジナルの柄の大きさだと「怪しいきのこを動物に食べさせるオッサン」の柄にしか見えません。イギリス人の趣味ってよくわからない天狗さまでございましたとさ。
2014年 06月 13日
さくさくっと編めるかと思っていたLineal Cardigan、意外に時間がかかってしまいましたが、真夏が来るまでにできたのでよしとします…。
針:US 3 (3.25mm)
Ravelryのprojectsにあった、日本のかたのアレンジを丸パクリいたしましたっ。しかも無断で…。
袖は、きっとパターン通りの長さでは、腕の短いわたくし、ちょうど肘あたりでもたつく最悪の位置で編み終わりそうだったのと、日よけのためにちょっと長めに、というわけで、片袖につき1玉を使用いたしました。
下に着ているのは前回の記事のマミアッチでございます。
この、リボンを通すアレンジを考えた人ってスゴいです。もぉ見るなり「こ、これ!」と思いました。
デザインもよいのですが、ノー◯裸族にとっては「上にさらりと羽織るだけで隠したいところが隠せる」という機能性も素晴らしい 笑。
糸は、シルクリネン混で、ほどよく光沢があって、つるつるして編みにくいということもない、なかなか当たりの糸でした。
「夏糸は伸縮性が低いので編みにくい」と敬遠しがちだったのですが、かなり楽しく編めました。
激しく白飛びしておりますが、全体はこんな形です。
トップダウンで前後身頃を編み、続けて袖を編んで、端を拾い目して衿と前立てをひと続きに編む、という工程でございます。
衿と前立ての最後3段で、掛け目をしてリボンを通すアイレットを作る、というのがアレンジ部分です。
前端に比べて後ろが長いのもデフォルトで、普通に着てもカワイイですよ。
後ろ姿はこんな感じ。もうちょっと斜め方向から撮ると、ちょっとペンギンっぽい感じなのですが…。
前回、つぶれて真っ黒だったマミアッチの肩あたりのギャザー部分を撮り直してみたのですが…ううむ。もっとコントラストをいじればよかったのでしょうか。まさか貧乳のせいではないですよね? 泣。
パターンは、アメリカの毛糸屋さん(オサレ系 笑)で販売しているものでございました。
アメリカのお店とは思えないような、こざっぱりとして、いかにも日本人好きしそうなサイトのデザインにつられて、去年くすんだブルーの糸を買ったのですが…ブルーが似合わないのをすっかり失念しておりました、ははは 汗。糸の名前が野鳥づくしだったので、ちょっと我を忘れていたのでしょう…。
日本では京都の
八布さんで取り扱いがあるようです。で、ニューヨークの八布さんではAvrilの糸を扱っているとか。なんやぐるぐるした京都の糸偏事情でござりますな。
2014年 06月 01日
編み神さまが降臨中で、ご無沙汰しております。
ったって、ブルスカのような大作ではなく、ちゃちゃっと編めるかと思って始めたのに、意外に進まず気分転換にミシンに向かってみました。
夏の軽いお出かけ服が欲しくて、アネージのマミアッチを。
以前はベテランのブロガーさんのところでよく見かけた気がいたしますが、最近とんと見ないような。
いろんな方が作っていらっしゃるだけあって、よいパターンでございますよ。
ギャザー寄せとニット地の紐作りが多少面倒ですが、とくに難しいところはないと思います。
実はこのパターン、かなり昔、アネージさんがまだダウンロード販売をするはるか前に購入していたものでございます。
ダウンロード販売になったころ、この「ちび袖」を単品で350円だか400円だか、そのくらいで売っていたので、夏でも肩丸出しはイヤだなあ、ちび袖いいなあ…と思っているうちに、袖だけの販売がなくなってしまいました 泣。
問い合わせてみると「ちび袖単品販売は終了しました。ちび袖が欲しかったらマミアッチをダウンロードで買いなさいな」的なお返事で「えー」。
「こっそりどなたかに袖のファイルだけもらったり?」などと悪魔のささやきが聞こえたような気もいたしましたが、買いましたよ、もう1回。
一番小さいサイズでないのが、まだ自分が標準体型からかなり離れているという自覚がないころだったという証左でございましょうか…。でも、このくらいでも大丈夫な気がします。
生地は、コスモさんで化繊の黒いニットを3種類ぐらい買ったんでございますよ。そしたら「ああ、黒い化繊のニットが欲しかったのね」と思われたようで(その通りなのですが)、おまけも黒い化繊のニットで、どれが購入したものでどれがおまけかすら分からない状態に 笑。
片面が梨地でもう片面は多少光沢がある生地で、暑いときは体に当たるほうが梨地がいいかなあ、という程度の理由で、光沢があるほうを表にした…つもりなのですが、裁断したのが夕方だったのでいまひとつ自信がありません…たぶん合ってる…はず…。
手に取って、いちばんしわにならなさそうなもので作りました。旅行に便利かなと思って。
この手の生地にしてはアイロンもそれなりに利き、縫いながらにゅるにゅる逃げることもなく、かなりラクでございました。
黒がすっかりつぶれてナニガナンヤラでございますが、わたくし程度の貧乳であれば、下になにか着なくても下着が見えたりはしなさそうです。でもまだまだ「肉食系カシュクール」という感じではありませんね。いや、わたくしの体型ではどだい肉食系など無理なのかもしれませんが。しくしく。
あ! 紐作りもそれなりに面倒でしたが、手縫いの裾上げの距離が長いのと、生地がてろんてろんしているせいで、千鳥ぐけは前スカートまでやったところで諦めました。
手縫いを諦めてどうしたかというと…コレでございますよ。
写真が暗くてすみません。先代の安ミシンの「模様縫い一覧」でございます。
「ボタンホールと三点ジグザグ縫いがあればよし!」と言っておりましたが、実はこの7番さんが案外使えるヤツなのでした。
黒い生地に黒い糸では見づらいと思って、白い生地で撮影してみました。
ま、こんな感じで裾上げしたいと思いねえ。本当は生地端はロック始末しておくのがよいでしょう。待ち針の向きはこれがよいと思います。逆でももちろんできますが。
これをもう一度、屏風畳みにいたします。そのときに生地端が5ミリ程度、ロック始末の巾ぐらい出るようにします。
針目の大きさは、4段階のうちの「3」にしています、わたくしは。
生地を折って右側に出る部分を直線で5目縫って、そのあと1目だけジグザグになる縫いパターンです。
ジグザグになったときの「山」の頂点が、折り目から左側の重なりの部分に…希望としては織り地の糸1本ぶんなのでしょうけれど、まあ、できるだけ少なくかかるようにいたします。
「織り地の糸1本」どころではないですが、まあ個人的には許容範囲でございます 笑。アイロンもかけておりませんし。
慣れれば多少雑にやったところで、それなりにできるのですが、最初のうちは直線5目だけフットコントローラーで踏み、ジグザグの部分は針が落ちる場所を確認しながら、手回しでやるのがよいかもしれません。
縫い終わったら、折っていた部分をぱたんと開きます。
…まあまあな部分とイケてない部分があるような気がいたしますが、テロンテロンの生地を延々と千鳥ぐけすることを考えれば、この程度でもじゅーぶんでございますよ、わたくしは!←開き直った。
これ、ミシンの取説に書いてあるのですが、ぜーんぜん信じてなかったのでございます。そんなうまいこと行くかいな、と。
たっかい生地で、超絶テクニックを使って作ったものであれば、しみしみと手で裾上げするべきなのでしょうけれど、裾上げが一番の難所になりそうな生地とパターンの場合は、自分用のものであれば、このぐらい手抜きをしてもよいことにしております。
取説には、スカラップ模様で端の始末とか、ファゴッティング模様で縫ったあと、上からゴムカタンで縫って「なんちゃってスモッキング」とかも載っているのですが、それと同じくらい怪しげだと思っていた「裾上げ縫い」が、実はかなり使えるヤツだった、というお話でございました。
ウチの安ミシンについているのですから、フツーの家庭用ミシンにもついている模様縫いだと思うのですが、今までそんなダイヤル使ったことないよ、というかたは、一度くらい試してみる価値はある…かもしれません。
ふくふくポーチとか作ってみました